海外で救急車を呼ぶと高額?いくらなの?

みなさんは2018年5月に日本人夫婦がハワイで薬物中毒者に襲われた事件をご存知でしょうか?

襲われたとき、男性は顔面の骨が三箇所折れる意識不明の重体、女性は首を絞められたことで一時的に意識を失いました。

気づいた通行人の通報によって二人は救急車で病院に運ばれ、女性は意識が回復し軽傷、男性は一時昏睡状態で翌日に意識を取り戻したそうです。

そのときに医師が告げたことは「今の段階で費用は300万円です。男性には手術が必要でその費用は900万円かかります。

男性はそんな大金は支払うことができず、重症のまま日本へ帰国したそうです。

その数日後にハワイの病院から治療費の請求額が届き、救急車、治療、入院、すべて合わせるとなんと800万円の請求でした

日本人夫婦を襲った薬物中毒者はその後逮捕されましたが、夫婦は海外保険に入っていなかったので800万円という高額な支払いをしなければなりません。

夫婦は何一つ悪くありませんし、回避することもできなかったでしょう。

なんと理不尽な、、と思った方も多いと思いますが、海外に行く際は海外保険など入っていない限りたとえ不慮の事故であっても支払いをしなければいけません

 

私はアメリカに滞在していたことがあるのですが、アメリカに遊びに来ていた日本人の友人が、食べ物を喉に詰まらせ救急車を呼んだことがあります。

救急隊員の方はすぐにその場で対処して詰まった食べ物を取り除いてくれたので大事には至らず、友人は海外で救急車に乗ると高額な費用を請求されることを知っていたので救急車へは乗りませんでした。

その後、病院から請求が届きその金額は6万円!!

救急車へ乗っていなくても呼んだこと、対処してもらったこと、この二つで海外保険に入っていなかったために6万円も支払わなければいけないのです。

 

そして万が一、海外で事故に遭い亡くなった場合、遺体を日本に輸送するにも高額な金額がかかり、その金額は約2000万円前後と言われています。(国によって金額も変わります)

その費用は誰が負担するかというと、全て遺族が負担しなくてはいけません

2000万円は遺族にとってかなり大きな負担ですよね。

私は仕事柄海外へ頻繁に行くので海外保険はもちろん入っていますし、家族に迷惑などかけないよう万が一のために死亡保険もかけています。

高額な死亡保険はかける必要ないと思いますが、必要最低限の金額が遺族に受け取れるようにしておくことは大切なことだと思います。

昔は掛け捨てのような保険が多かったですが、今はそのような保険は少なくなっているので一度相談されてもいいかもですね。

保険は保険会社によって様々なので必ず何社も聞いて比べることをお勧めします。

参考までに以下のような保険会社が無料相談を承っているので、お話を聞くだけでも参考になると思います↓↓↓

 

 

海外は(一部)日本のように保険制度がしっかりとしていないので、私が住んでいたアメリカでは日本人のように風邪を引いたので病院に行くという方はいません。

因みに私はアメリカで風邪を引いても保険に入っていたので病院に行ってました。

ただ海外保険の面倒なところは、体調が悪い時は近くの病院に行きすぐにでも診察してもらいたいのに、診てくれる病院は保険によって限られていて事前に電話して予約を取ってから行かなければなりません。(アメリカの話なので他の国は不明です)

アメリカの友人からは「日本人は風邪を引いただけで病院に行くの!?」ととても驚かれます。

因みに日本は救急車を呼んでも無料です。

無料だとイタズラなどないの?と思ってしまいますが、お国柄あまりそのようなことはないようですね。

 

私は絶対に大丈夫だ!そうに思う方も多いと思いますが、まさか平和なハワイであんな危険な事件が起こるなんて誰が予期していたでしょうか?

こちらに何の非が全くなくとも関係なく高額な費用は絶対に支払わなければいけませんし、支払いが遅いと電話やメール、手紙などで毎週のように請求書が届きます。

もうすぐ年末年始なので海外で過ごすという方も多いと思います。

常に万が一に備えておくこと!自分の身は自分で守れるよう常に何か対策を考えておくことが大切だと思いますので、参考にしていただけたら幸いです。