ブランドのコートを着なければいけない理由
こんにちは、れいちぇるです!
今年は暖冬なので、昼は暖かいなぁ。と思っていましたが、やはり夜は冷え込みますね。。
さて、皆さんは普段どんなコートを着ていますか?
コートって今やユニクロ、ZARA、H&Mと言ったプチプラブランドなどでも十分おしゃれで防寒対策のみならず、ファッションとしてもセンスあるブランドになったと思います。
最近ではロイヤルファミリーのケイト妃もH&Mなどをよく着用している姿が見られ、プチプラブランドもかなり質が良くおしゃれになってきました。
話は少し反れますが、日本ではケイト妃のことをキャサリン妃、メーガン妃と結婚したハリー王子のことをヘンリー王子、と呼んでいますがこれって日本の放送でしか言わないんです。
ご存知の方も多いと思いますが、日本では持ち帰りのことをtake out(テイクアウト)と言いますがこれも海外ではあまり使わないかな。アメリカではto go(トゥゴー)、ヨーロッパではtake away(テイクアウェイ)と主に言います。take outと看板に書いてあるところもありますが、なぜかto go という方が一般的な気がします。
話が反れてしまいましたが、私はコートのみ一流ブランドしか着ないこととしています。
コート以外は正直ブランド物はすごく少なくむしろ関心はないのでほぼプチプラです。
私がブランドのコートのみ所持する理由は母の教えにあります。
母は服には全く興味がなく、おしゃれに全く関心がない人物です。
服を買いに行く場所は日本では主にファッションセンターしまむら、などでした。北関東に広く展開しているかなりリーズナブルなアパレルショップです。10年ほど前はユニクロよりもバラエティー豊富で上下6,000円もあれば十分な服が買えました。
現在はユニクロの方が展開が多く、ブランドとして名ができましたが、その当時ユニクロはワンシーズンで捨てる用、又は部屋着にしかならなかったと思います。
母の服はしまむらばかりなのに、コートだけはなぜかブランドの物を持っていました。
母になぜコートだけはブランドなのか?と聞くと、誰もがそこしか見ていない、と言います。
母が当時持っていたコートはエルメス1つ、フェンディ2つの3つのみを何十年も着まわしていました。
一時期、家族でアメリカに在住していましたが、アメリカでは家族でステーキを食べに行く、ホームパーティへ行く、なんてことはしょっちゅうでほぼ毎週のように外出、外食をします。
飲食店に入るときは、父がドアを引き、母が入り、父が母のコートを脱がせ、そのコートをウェイターに預け、父が母の椅子を引き、母が椅子へ座ります。いわゆるレディーファーストが定着している国なので、特に年配の方であればこのようにしなければいけませんし、できない男性はあまり良い目では見られない傾向にあります。
カジュアルなお店ではここまでする必要はありませんが、ウエイターの方は女性のコートだけは預かることがあります。
なので、女性は自分でコートを脱がない場面が多々あります。
母はコートは誰の目にも触れるのだから必ずブランド物を着ること、インナーは見られることがないのだから何でもいい、と言っていました。
例えばそこそこのレストランであれば、まずウェイターが女性のコートを預かります。その時に見られるのがタグです。私も何回かレストランへ入ってコートを預ける際にさりげなくウェイターにタグを見られたのに気付いたことがあります。
これによってフレンチでは席が変わることも間違いなくあると思います。
確かに母はコートのおかげでかなりセレブリティーあるゴージャスな人に見えました。コートの下は年始のセールでゲットした5,000円くらいのニットを着ていたにも関わらず、母の友人たちは「いつも素敵ね。」と言われたり、よく行くパン屋でも「素敵なご婦人にはサービス!」などとパンを大量に貰っていたこともあります。
たったコート一枚でこんなにも見られ方が違う、コートは私の中でマジックのような衣装です。
でも毎回思うのが、ブランドの服ってバッグよりも高いってことがありますよね。
今回私が買い付けたエルメスのコートもびっくりするくらいのお値段のものです。
5800ユーロなので、日本円で約720,000円。日本で購入すれば1,000,000円前後のコートです。
因みにこのコートはどのようにしてゲットしたかと言うと、パリで3日間行われたセールの1日目のVIPセールに招待していただきました!
今までセールとか行ってもサイズが大きいのしか残ってなかったり、デザイン的に難しい物しか出会ったことがなかったですが、良い物はVIPセールやシークレットセール、プレセールで先に売れてしまうからないということのようです。
今回ゲットしたコートは流行り廃りがなく、毎年活躍できそうなコートですよね!
ハイブランドの中でもシャネル、グッチ、ディオール、ルイヴィトン、フェンディなど皆さんご存知のハイブランドはどのブランドも金額的にほぼ変わりないですが、エルメスに関しては頭一つ抜けています。
他のラグジュアリーブランドと比べるとエルメスは職人気質な部分があり、LVMHをはじめとした大資本の買収劇に対抗し続けた、独自の考えや、やり方を押し通しているブランドだと言えます。
なのでエルメスのデザイナーをやったというのは大変名誉なことで、過去にはマルタン・マルジェラ、ジャンポール・ゴルチエ、クリストフ・ルメールなど装飾の教科書に載るような人たちが勤めており、エルメスのデザイナーを経験した、ということだけで世界のデザイナーから見てもトップクラスの位置にある、と言っても過言ではありません。
特にヨーロッパではバッグなどよりも装飾の方が注目されることが多いので、装飾はその人のデザインの集大成として見られます。
私もエルメスのコートを一つ持っていますが、エルメスで長年働いている方であればすぐに気づき、バッグよりもファッションを見られることの方が多いです。
エルメスの職人が手がけるコートは紐ひとつ解けづ、ダマにならず、綺麗な状態をずっと保つことができています。そう考えると何十万もするコートでも、一つ持っていれば十分なのでその金額を払う価値は十分あると思います。
プチプラをよく愛用しているロイヤルファミリーのケイト妃であっても、コートに関してはハイブランドを着用している姿しか見せていません。
私もコートに関しては、たとえカジュアルブランドで可愛いコートを見つけお値段的にもかなりお手頃であっても、一切購入しません。
よくファッションショーなどで奇抜なファッションなどばかりを見かけることが多いと思います。デザイナーとしては、100人に着てもらうよりも1人の人に気に入って愛用してもらえれば十分だ、と考えているデザイナーが多いといいます。
バッグに関してはどのブランドも在庫や作りが多いですが、お洋服に関しては作りが非常に少なく人と被ることがないので、定番のようなコートであれば何十年と愛用できますよね!
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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